消防設備士として働くなかで、
各消防設備の設置基準や点検の方法などが分からないことがあります。
実務をしながら見つけることができればよいですが、
インターネット上に情報があるのならば、
調べることで自己解決できます。
そんな消防設備士の業務に役に立つインターネットページやウェブサイト、
無料のファイル等を紹介します。
消防設備の点検基準、点検要領(総務省消防庁)
消防設備点検をする際に、どう点検して結果がどうなら良判定、不良判定になるのかを知っておかないといけません。
所謂、消防設備点検基準というものです。
また消防設備点検をどのような内容で行うのか、注意点はどうかという点検要領も知っておくべきです。
これら点検基準と点検要領は総務省消防庁のウェブサイトでデータを無料ダウンロードできます。
データ形式はWordデータとPDFデータになっているので、
自身が使用しやすい形式でダウンロードし、
印刷して使ってもいいし、点検票を作成する時にPCで参考にしてもいいと思います。
点検基準と点検要領は消防設備士の基本知識になるので、
総務省消防庁のページを活用して知識をつけましょう。
消防用設備等点検報告を自ら行っていただくために(総務省パンフレット)
https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/items/prevention001_18_tenken_pamphlet.pdf協同住宅やマンションのオーナー向けに消防設備点検報告書の書き方を総務省がパンフレットにしています。
こちらも無料でダウンロードできるPDFデータとなっています。
このデータ内では点検結果報告書の書き方が載っています。
蓄圧式消火器ならどの項目を記入するのか、不良の場合はどの項目を×にするのか等、
点検票の書き方を詳しく載せられています。
点検結果報告書の書き方だけでなく、
消火器、特定小規模施設用火災報知設備、誘導標識の点検の仕方を写真を交えて説明されています。
文章だけだとイメージがつかないこともありますが、
写真があることでどの部分を点検するのかがはっきりします。
消防設備士なりたての方にも参考になりますし、
消防設備士じゃないけど消防設備点検をしないといけない方にもおすすめです。
点検にも報告書の作成方法にも参考になるのでおすすめです。
「消火設備設置基準表」法令情報・消防法改正情報(ホーチキ)
消防設備メーカーの大手、ホーチキさんのウェブサイトにある法令情報です。
このページの下部に『消火設備設置基準票』というものがあります。
消火設備とは屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消火設備、不活性ガス消火設備、粉末消火設備にパッケージ型消火設備など、所謂火を何かで消すための消防設備になります。
それらは消防設備なので、法令により設置するための基準が細かく規定されています。
例えば、「屋内消火栓設備の1号消火栓なら放水圧力は0.17MPa以上0.7MPa以下」といったように定められています。
そのため、設置基準を知っていないと、点検時に何が良判定で何が不良判定なのかが分かりません。
また、消防設備士試験には設置基準に関する問題が必ず出題されるため、
1類~3類の消防設備士試験を受ける際にはこの基準を覚えておく必要があります。
ホーチキさんのウェブサイトには消火設備の設置基準をPDFファイルで表にしてまとめてあり、
無料でダウンロードすることができます。
ページ数が多いので、自分が知りたい消火設備のページのみ印刷するなどして活用してみてください。
各消防設備点検方法マニュアル(しょうへー製note)
消防設備士になったけど、消防設備点検の方法が分からない、
消火器など簡単な消防設備の点検はできるけど、スプリンクラー設備や防火戸シャッターなどの点検方法も知りたい。
そういった時に参考になる消防設備点検方法マニュアルになっています。
こちらは有料noteになっていますが、
大量のページにたくさんの消防設備の点検方法が写真付で載っています。
さらにPDFデータもダウンロードできるので印刷して点検現場に持って行って読むこともできますし、
書きこみなどもできます。
30代未経験から消防設備業界に入った私が作成したものですので、
初心者の方に分かりやすい内容になっていると思います。
作成者の私も消防設備士としてこれからも実務をしていくため、
マニュアルの内容も随時加筆修正していきますので、
新しい内容や設備、より詳しい内容に修正されますが、
一度noteを購入して頂いた方は、修正後も追加料金無しでマニュアルが利用できます。
まとめ
インターネット上で使用できる消防設備士に役に立つサイトやページ、データを4つ紹介しました。
業務の内容は実際に作業する中で覚えることが多いですが、
事前に知識を知っておくツールがあるなら利用しない手は無いですよね。
今回紹介したページを利用して消防設備士業務をよりやりやすくしてもらえればなと思います。
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