消防設備業界で働くにあたり必要となる「消防設備士」の資格があります。
その消防設備士資格の中でも登竜門的な部類になる「消防設備士乙種6類」の資格。
これを取得すると消火器についての点検や整備ができるようになり、
消防設備士としての基本知識も身に付けることができます。
そのため、消防設備士になると乙6から取得する方も多いと思います。
私しょうへーも消防設備士乙種6類資格試験に合格し、
消防設備士免状を取得することができました。
今回は、消防設備士乙種6類の試験に合格した時の勉強法についてお伝えします。
この方法を真似していただければ誰でも乙6の試験には合格できますよ!
消防設備士乙種6類試験の勉強方法
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試験に合格するための勉強方法となると、
どうやって勉強したのか具体的な内容も大事ですが、
勉強を何か月間行うかという勉強期間の設定や
自分に合った参考書や問題集を選ぶということも大切になってきます。
順を追って、
・参考書、問題集の選び方
・勉強期間の設定方法
・勉強内容
について説明していきます。
勉強期間、使用する参考書・問題集を決める
消防設備士試験は4択の設問が出る筆記試験と
写真などを見てその名称や使用方法などを記述して答える実技試験があります。
筆記試験と実技試験は同じ試験日に行い、
筆記試験は各分野40%以上の正答率かつ、筆記全体で60%以上の正答率で合格。
実技試験はそれのみで60%以上の正答率で合格。
試験の合否は筆記と実技のどちらも合格して初めて合格となり、免状がもらえます。
そういった試験の仕組みを理解した上で試験勉強に臨むといいでしょう。
おすすめのテキスト、参考書(選び方)
消防設備士乙種6類は受験人数が全消防設備士資格の中で一番多いため、
参考書や問題集は本屋に行くと多数出ています。
その中で「参考書」1冊と「問題集」1冊を選んでください。
これには理由があります。
まず、実際の試験では多数の問題を解いていくことになるので、
より本番に近い形式、本番に出る内容の問題を解けるようになることが合格の近道になります。
そのため本番の予行となる問題集が必要になります。
問題を解いて、正解か確認し、間違っていれば正しい解答を見て覚える、また問題を解く。
の繰り返しをすることで段々と試験に対する知識が入ってきます。
そして問題集のみだと、消防設備の細かい部分が不明であったり、
解説が詳しくなかったりするので、
消防設備に対して詳しく載っている参考書も必要となります。
特に私の様に未経験から消防設備士になった者からすると、
消防設備士として働いている方には普通に分かる専門用語や常識などが無いので、
そこから載っている参考書があると問題集への理解の橋渡しになります。
私のおすすめの問題集は公論出版の「消防設備士第6類問題集」です。
こちらの問題集には消防設備士試験の過去問が載っており、
その設問に即した内容がコンパクトにまとめられています。
消防設備士試験は試験問題が解答用紙と一緒に回収されてしまうので、
試験問題を持ち帰れないため、問題のやり直しができません。
しかし、この問題集にある問題は全て過去問になっており、
実際の試験でも同じ問題が出ますので、この問題集が楽々解けると本番でも解けるようになります。
私のおすすめの参考書は、インプレスが出版している「試験にココが出る!消防設備士6類教科書+実践問題」です。
この参考書は試験問題の各分野ごとに6,7ぺージで詳しくまとめられているので、
1回の勉強で1章ずつするなど、計画が立てやすい構造になっています。
また、各単元ごとに確認問題、各章の最後に実践問題があり、
勉強した内容が頭に入っているか確認ができます。
そしてこの参考書の一番のおすすめポイントが、購入者はpdfの電子書籍データも貰えることです。
この参考書の電子書籍データになりますので、
スマホに入れておくと空き時間に気軽に参考書が読め、勉強することができます。
私のおすすめの参考書と問題集を紹介しましたが、
書店で実際に手に取って自分に合うものを選んでもらって構いません。
その際には問題集1冊、参考書1冊は用意することを忘れないでください。
試験までの勉強期間
次に設定するのが試験までの勉強期間です。
消防設備士試験の試験日は各都道府県で決まっているので、
自分が受験する試験日から逆算して何か月勉強するのかを設定します。
期間は長い方が余裕が持てますが、あまりに試験日から前すぎると勉強へのモチベーションが出ません。
私の場合ですと試験日から2か月という期間の勉強で合格しました。
理由は1か月だと短すぎて未経験からは厳しいし、
3か月以上だとモチベーションが続かないと思ったからです。
その2か月の中で、
最初の1か月は参考書を読んで大まかに消防設備士乙種6類の範囲を知り、覚える。
最後の1か月でひたすら問題集を解く。
という勉強の仕方をしました。
その結果、どんどん知識が増えて、問題も解けるようになっていきました。
私は一つのモデルケースですので、
ご自身に合った勉強期間を設定してください。
その際には、参考書読みの期間と問題集を解く期間の2つに分けることを忘れないで下さい。
実際の勉強内容
ここからは実際に私が消防設備士乙種6類試験合格に向けて行った勉強方法の紹介になります。
1か月で参考書を読み覚える
最初の1か月は自分が選んだ参考書を読み進めて内容を知り、覚えていきます。
その際にノートに自分なりに参考書にある内容をまとめたり、
暗記したい部分を書き写すなどをすると覚えやすいです。
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所謂「書いて覚える」という方法です。
この方法の良いところとして、
・書く動作をすることによって覚えやすい
・ノートが自分専用の参考書になる
・ノートのページが増えることで勉強した分が目で見える
ということが挙げられます。
消防設備士試験は暗記力が重要な試験なので、
書いて覚えられるよう参考書をノートにまとめる、書きこむことはおすすめです。
(もちろん読むだけでも覚えられますので)
1か月経つまでに参考書の最初から最後まで読み進めましょう。
アドバイスとして、参考書のどの章から読み初めても大丈夫です。
人それぞれ得意不得意があるので、読みやすい章から進めることで、
段々と知識が増えて繋がってとっかかりやすくなるので、
自分が興味がある章から始めましょう。
残り1か月で問題集をひたすら解く!
試験日まで残り1か月になったら問題集をひたすら解きましょう。
理想は1つの問題集を2週はしたいです。
2週すれば大体の問題内容も覚えられることができますし、
問題を見ただけで答えが浮かぶようになります。
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私おすすめの公論出版の問題集は、全て本番の試験の過去問になっているので、
この問題集を2週すれば本番の試験の問題も解けます。
1週目は問題の解答の解説を読んだ時にマーカーで大事な部分に印をつけておき、
空いた時間に間違った問題をもう一度解いたり、マーカーを引いた部分を読むと、
分かる問題はそのまま分かるし、間違った問題も解けるようになります。
すると2週目には大体の問題の正解が分かるため、
2週目でも間違った問題をもう一度解説を交えて解いて覚えることで
分からない問題が減っていきます。
紙に自分なりの要点まとめを書く
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これは私が書いて覚える方法を推奨している中でとても効果がある勉強法なのですが、
紙に自分なりの要点まとめを書くことです。
画像は乙6の試験に出てくる「消火器の能力単位の作成方法」について、
参考書や問題集を見ながら私なりにまとめたものです。
この紙を作るために参考書を読み、字を書くので内容を自然と覚えることができます。
作ったまとめ紙は、
・トイレやリビングに貼っておき、勉強以外の時間に目を通して覚える機会を作る。
・試験当日に最終確認勉強の紙として持っていく。
と有効に活用することができます。
私はこのまとめ紙を15枚ほど作りました。
そのため、まとめを作った範囲は内容がよく暗記できていましたよ。
隙間時間の活用
私は普段は保育士として働きながら消防設備士試験の勉強をしていましたので、
勉強に専念する時間がなかなかありませんでした。
机に座って勉強に専念する時間を1日1時間は設けていましたが、
それだけでは不安だったので隙間時間を活用しました。
先ほど説明したまとめ紙をトイレとリビングに貼り、
トイレ中や食事中に目を通して内容を覚えるようにしました。
また、おすすめの参考書である「試験にココが出る!消防設備士6類教科書+実践問題」に付録でついてくるpdfファイルをスマホに入れておき、
通勤の電車内や仕事の休憩時間に電子書籍を読むことにしました。
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また、実技試験の対策として、
消火器などの実物写真を何度も見て覚えることが必要ですので、
おすすめ問題集の写真ページを通勤時間などに見るといいでしょう。
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そういった隙間時間に細かい勉強を入れることで、
スムーズに知識を増やすことができましたよ。
まとめ
消防設備士乙種6類の試験に合格するための勉強方法について紹介しました。
最初に、
・参考書1冊、問題集1冊を選ぶ。
・勉強期間を設定する(参考書期間、問題集期間に分ける)
そして実際の勉強では、
・最初の1か月で参考書を1冊読み終える。
・残り1か月で問題集を解くことを2週は行う。
・各分野のまとめ紙を自分で作成する。
・隙間時間に暗記をする(まとめ紙、電子書籍、実技試験の写真ページ)
この勉強法を行えば消防設備士試験にも必ず合格できると思います。
ぜひぜひ消防設備士乙6資格取得頑張ってください!
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