消防設備業界で働くために必要な資格に「消防設備士」資格があります。
その中でほとんどの物件に備わっている自動火災報知設備について扱うことができる
「消防設備士甲種4類」の資格の試験に合格するための勉強法を紹介します。
私しょうへーが未経験から消防設備士に転職したので、
実務経験の少ない中、高得点で甲4の試験に合格しましたので、
ぜひ勉強法を参考にしてください。
この勉強法を真似していただければ、合格間違いなしです。
消防設備士乙種6類、甲種1類に合格する勉強法はこちら↓
消防設備士甲種4類試験の勉強方法
試験に合格するための勉強法として、
・試験までの勉強期間の設定
・使用する参考書、問題集選び
・実際にどう勉強するのか(勉強内容)
が重要となります。
これらを事前に考えておくことで、スムーズに勉強を進めることができ、
集中して行うことができます。
順を追って詳しく説明していきます。
勉強期間、使用する参考書・問題集を決める
消防設備士試験は4択の設問が出る筆記試験と
写真などを見てその名称や使用方法などを記述して答える実技試験があります。
甲種の試験の場合、試験全体の問題数が乙種よりも増える他、
実技試験に製図といって設計図を実際に書く問題もあります。
筆記試験と実技試験は同じ試験日に行い、
筆記試験は各分野40%以上の正答率かつ、筆記全体で60%以上の正答率で合格。
実技試験はそれのみで60%以上の正答率で合格。
試験の合否は筆記と実技のどちらも合格して初めて合格となり、免状がもらえます。
そういった試験の仕組みを理解した上で試験勉強に臨むといいでしょう。
おすすめの参考書、問題集(選び方)
消防設備士4類の試験は受験者数が乙6に次いで多いため、
テキストや問題集は多数出版されているため、
どれを選べばいいか迷ってしまうこともあるでしょう。
最初に考えて欲しいのは、
参考書1冊、問題集1冊を選んで購入することです。
参考書だけや、問題集1冊だけはダメです。
参考書(テキスト)を読むことで知識をつけ、
問題集を解くことで実践に近い形で問題に慣れることをすることで
合格する力がつきます。
そのため、必ず参考書と問題集を1冊ずつ用意してください。
本の選び方としては、
・実際に書店で手に取って読んでみる
・「直前マスター」「1週間で合格」など、短い期間で学べると謳っている本は避ける。
・Amazonや楽天のレビューを参考にする。
といった方法で選んでください。
私のおすすめの参考書はインプレスが出版している「試験にココが出る!消防設備士4類 教科書+実践問題」です。
この参考書は試験問題の各分野ごとに6,7ぺージで詳しくまとめられているので、
1回の勉強で1章ずつするなど、計画が立てやすい構造になっています。
また、各単元ごとに確認問題、各章の最後に実践問題があり、
勉強した内容が頭に入っているか確認ができます。
そしてこの参考書の一番のおすすめポイントが、購入者はpdfの電子書籍データも貰えることです。
この参考書の電子書籍データになりますので、
スマホに入れておくと空き時間に気軽に参考書が読め、勉強することができます。
私のおすすめの問題集は公論出版の「消防設備士第4類問題集上下巻」です。
こちらの問題集には消防設備士試験の過去問が載っており、
その設問に即した内容がコンパクトにまとめられています。
消防設備士試験は試験問題が解答用紙と一緒に回収されてしまうので、
試験問題を持ち帰れないため、問題のやり直しができません。
しかし、この問題集にある問題は全て過去問になっており、
実際の試験でも同じ問題が出ますので、この問題集が楽々解けると本番でも解けるようになります。
4類の内容はボリュームがあるので、上下巻に分かれていますが、
両方を購入して問題を繰り返し解くことで自然と合格できる力がつきます。
私のおすすめの参考書と問題集を紹介しましたが、
他にもたくさんの参考書や問題集があるので、書店やネットで調べてみて
選んでもらって大丈夫です。
その際には問題集1冊、参考書1冊は用意することを忘れないでください。
試験までの勉強期間
どれくらいの期間勉強するかを設定します。
基本的に試験日が決まったら、その日から逆算して何か月(何週間)勉強するのかを考えます。
私の場合は、試験前2か月間で勉強すれば消防設備士試験は合格できると考えています。
理由としては、
1か月だと期間が短くてカツカツになるが3か月だと長すぎてダレるからです。
そして2か月の中で、
最初の1か月は参考書を読んで大まかに消防設備士甲種4類の範囲を知り、覚える。
最後の1か月でひたすら問題集を解く。
という勉強の仕方をしました。
その結果、どんどん知識が増えて、問題も解けるようになっていきました。
私は一つのモデルケースですので、
ご自身に合った勉強期間を設定してください。
その際には、参考書読みの期間と問題集を解く期間の2つに分けることを忘れないで下さい。
実際の勉強内容
ここからは実際に私が消防設備士甲種4類試験合格に向けて行った勉強方法の紹介になります。
具体的にどう勉強すればよいか解説します。
最初の1か月で参考書を読み終える
最初の1か月は参考書を読みながら内容を覚えます。
どんな設備があり、どういった基準や点検方法があるのかなど、
ざっくりとで良いので少しずつ頭に入れていきます。
その際にノートに自分なりに参考書にある内容をまとめたり、
暗記したい部分を書き写すなどをすると覚えやすいです。
所謂「書いて覚える」という方法です。
この方法の良いところとして、
・書く動作をすることによって覚えやすい
・ノートが自分専用の参考書になる
・ノートのページが増えることで勉強した分が目で見える
ということが挙げられます。
消防設備士試験は暗記力が重要な試験なので、
書いて覚えられるよう参考書をノートにまとめる、書きこむことはおすすめです。
(もちろん読むだけでも覚えられますので)
1か月経つまでに参考書の最初から最後まで読み進めましょう。
アドバイスとして、参考書のどの章から読み初めても大丈夫です。
読みやすい章から進めることで、
段々と知識が増えて繋がってとっかかりやすくなるので、
自分が興味がある章から始めましょう。
残り1か月でひたすら問題集を解く!
試験まで残り1か月を切ったらひたすら問題集を解きましょう。
1つの問題集を2週も解けば、かなり問題慣れすることができ、
問題を見てすぐに答えが浮かぶようになります。
おすすめの問題集で挙げた公論出版の問題集は、
全て過去問が収録されているため、
この本の問題がすぐに解けるようになれば本番でも余裕で解答できます。
1週目は問題の解答の解説を読んだ時にマーカーで大事な部分に印をつけておき、
空いた時間に間違った問題をもう一度解いたり、マーカーを引いた部分を読むと、
分かる問題はそのまま分かるし、間違った問題も解けるようになります。
すると2週目には大体の問題の正解が分かるため、
2週目でも間違った問題をもう一度解説を交えて解いて覚えることで
分からない問題が減っていきます。
製図問題は問題集をコピーして実践形式で解こう
消防設備士甲種の実技試験特有の製図問題ですが、
問題用紙に記入する形式のため、
問題集を開きながらノートに書きこむには問題部分を書きこむ必要があるので手間がかかります。
そのため、問題集の製図問題のページをコピーして使用すれば、
実際の試験問題用紙と同じ様に使え、
何度もコピーすれば繰り返し練習ができます。
コピーするという手間はあるものの、
原本さえ作ってしまえば、何度でも使用できます。
問題用紙に直接書くことのメリットとして、
・試験本番と同じ形式で問題を解ける。
・計算などを欄外に書くことができる。
・問題集の解答解説ページを開きながら答え合わせができる。
ということがあり、良い事だらけなので是非やってみてください。
紙に自分なりの要点まとめを書く
試験勉強をする中でとても効果的だったのが、
紙に自分なりに要点をまとめる方法です。
画像は4類の範囲に出てくる「受信機の規格や基準」について
参考書や問題集を見ながら自分なりにルーズリーフにまとめたものです。
この紙を作るために参考書を読み、字を書くので内容を自然と覚えることができます。
作ったまとめ紙は、
・トイレやリビングに貼っておき、勉強以外の時間に目を通して覚える機会を作る。
・試験当日に最終確認勉強の紙として持っていく。
と有効に活用することができます。
私はこのまとめ紙を15枚ほど作りました。
そのため、まとめを作った範囲は内容がよく暗記できていましたよ。
隙間時間の活用
私は普段消防設備士として働きながら試験勉強をしていますので、
まとまった勉強時間が取れないことがあるため、不安だったので隙間時間を活用しました。
先ほど説明したまとめ紙をトイレとリビングに貼り、
トイレ中や食事中に目を通して内容を覚えるようにしました。
また、おすすめの参考書である「試験にココが出る!消防設備士4類教科書+実践問題」に付録でついてくるpdfファイルをスマホに入れておき、
通勤の電車内や仕事の休憩時間に電子書籍を読むことにしました。
また、実技試験の対策として、
感知器などの実物写真を何度も見て覚えることが必要ですので、
おすすめ問題集の写真ページを通勤時間などに見るといいでしょう。
そういった隙間時間に細かい勉強を入れることで、
スムーズに知識を増やすことができましたよ。
まとめ
消防設備士甲種4類の試験に合格するための勉強方法について紹介しました。
勉強方法として、
・参考書1冊、問題集1冊を選ぶ。
・勉強期間を設定する(参考書期間、問題集期間に分ける)
そして実際の勉強では、
・最初の1か月で参考書を1冊読み終える。
・残り1か月で問題集を解くことを2週は行う。
・製図は問題集のページをコピーして解く。
・各分野のまとめ紙を自分で作成する。
・隙間時間に暗記をする(まとめ紙、電子書籍、実技試験の写真ページ)
この勉強法を行えば消防設備士試験にも必ず合格できると思います。
ぜひぜひ消防設備士甲4資格取得頑張ってください!
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