『子ども発達障がい支援アドバイザー』という民間資格があります。
子どもの発達障がいについて学べる講座でユーキャンで開講されています。
今回は、
・子ども発達障がい支援アドバイザーはどんな資格なのか?
・何が学べるのか
・どんな人におすすめなのか
・ユーキャンの実際の講座内容の紹介
を記したいと思います。
この講座に興味がある方や内容を知りたい方は参考にしてください。
子ども発達障がい支援アドバイザーとは
子ども発達障がい支援アドバイザーとは、子どもの発達に関する理解を深め、成長に合わせて適切なサポートを実践できるようになる資格です。
お子さんが抱える発達障がいやグレーゾーン(以下、発達障がいといいます。)の基礎知識を学習し、家庭内で生活支援や成育支援ができる知識を身につけるものです。
U-CAN 子ども発達障がい支援アドバイザーHPより
子ども発達障がい支援アドバイザーは「発達凸凹アカデミー」という団体が監修している、
発達障がいを持つ子どもへの知識や理解を深めて、適切なサポートの方法や
保護者への支援などを学べる資格となっています。
この資格はユーキャンの講座を受講し、認定試験を受け合格することで、
資格認定を受けることができます。
どういった人におすすめか
子どもと関わる仕事をしている保育士や幼稚園教諭、小学校教諭の方や
発達障がいがあるお子様を持つ保護者の方におすすめの講座になっています。
子どもの発達の段階の理解や発達障がいの種類、特性などを学ぶことができ、
その子どもにどういった関わりをするのが好ましいかを知ることができます。
また、保育園や小学校との連携について子どもの事を伝える方法や、
どういった内容で連携をしているかを知ることができます。
クラスに発達障がいやグレーゾーンの子どもがいる保育者には、
その子に対しての手立てや言葉かけも学ぶことができ、
支援に繋げることができます。
気になる子どもに対してどう接してよいか分からない
例えば保育士をしていて、担任するクラスの子どもの中に気になる子どもがいるとします。
すぐに保育室から出て外に行ってしまう。特定の活動の時に情緒不安定になる。
友だちに対してよく手が出る。など集団生活になじめず気になる様子が見られた時に
保育士はどう対応したらよいか分からないことがありますよね。
子ども発達障がい支援アドバイザー講座には、
発達障がいの種類や具体的な特徴を学ぶことができます。
気になる子どもへの対応として、
何か起こる前段階に周りの環境を整えたり、準備をする事前対応と
何か問題が起きてしまった後にどう対処するかの事後対応を知ることができます。
また、発達障がいを抱える子どもの親に対しての支援の仕方も学ぶことができます。
近年発達障がいと認定される子どもや、グレーゾーンの子どもの数が増えていますので、
そういった子ども達への支援として知識や対処法を知っておくと関わりやすいでしょう。
子ども発達障がい支援アドバイザー講座の内容
講座内容はユーキャンから届くテキスト2冊を読んで、
2回の確認テストに合格し、最後に認定試験を受けて合格しますと、
子ども発達障がい支援アドバイザーの資格認定がされます。
受講料は27000円と比較的安価となっています。
配布されるもの
講座で配布されるものは、
・テキスト2冊(サポート理論編、サポート実践編)
・添削課題集
・実例集
・支援DVD
・支援ワークブック
・絵カード
・絵カード解説ガイドブック
です。
テキストは2冊です。
テキスト1のサポート理論編では発達障がいの種類や特性が学べます。
テキスト2のサポート実践編では実際の対応法などが学べます。
左がサポート理論編の目次、右がサポート実践編の目次になっています。
テキストはカラーで見やすく、1章の分量が多く無く読みやすいです。
昔やった進研ゼミみたいです(笑)
章末には簡単な確認テストがあります。
テキストを読んで、確認テストをしてみて、
覚えていないところをもう一度確認読みすると頭に入りやすいです。
3回の確認試験の課題集はこんな感じです。
3~4択から正解を選ぶ選択式の問題が20問あり、
マークシートに記入して解答します。
試験課題を解いて、分からなかったところはもう一度テキストで確認すると
知識が定着すると思います。
試験を受けると1,2週間後に添削レポートが返ってきます。
赤い字で講評やアドバイスが載っています。
こんなアドバイスを受けると資格勉強の励みなります。
赤ペン先生みたいですね(笑)
発達障がいの支援に役立つその他の配布物
実例集は、実際に気になる子どもがいて、
何歳児の子どもがどういった行動が気になっていて、
どんな対応をしたら、どんな様子だったかのレポート集となっています。
身近に同じような気になる子どもがいる場合の参考になると思います。
支援DVDには癇癪や他害、登園しぶりの子どもにたいする対処法が映像で学べます。
また、他の配布物の絵カードと支援ワークブックの使い方も動画で説明しています。
絵カードは視覚支援を行う場合に役に立つアイテムです。
着替えや準備をするなどの日常動作を覚えられない子どもには、
絵カードを順に示したり、カードを見せながら話すことで何をするか理解できることがあります。
使い方の解説ブックも付いていますので、活用がしやすいと思います。
資格認定書
最後の認定試験に合格すると晴れて子ども発達障がい支援アドバイザーに認定されます。
この認定書、2000円の認定証料が必要になります。
賞状の様な認定証ですが、これが無くても最後の試験に合格すれば認定された状態です。
しょうへーは講座を受講完了した証としてほしかったので申し込みました。
賞状をもらうとテンションが上がりますね。
まとめ
子ども発達障がい支援アドバイザー講座は、
クラスに気になる子どもがいる保育士、幼稚園教諭や
お子様が発達障がいがある保護者の方におすすめです。
2冊のテキストは1章の分量が多く無く、まとめてあってとても読みやすいです。
3回のテストを合格すると資格認定されます。
自宅で学べて、試験も自宅で行えるので、
時間が無い方にもおすすめします。
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