企業の株式を保有していると配当金が貰える銘柄があります。
これは企業の利益の一部を株主に還元しているお金になるため、
株を持っているだけで貰える不労所得といえます。
私しょうへーは日本株を個別で購入しており、
その中で毎月配当金が貰えるような組み合わせの中で
高配当かつ長期的に企業が配当を出してくれそうな銘柄を見つけ、
実際に3年間投資してきましたので、
毎月配当金が貰えるおすすめの日本株6銘柄を紹介したいと思います。
ちなみに昨年に暫定で毎月配当金が貰える銘柄の組み合わせを紹介した記事はこちら↓
配当金を毎月もらうには銘柄の配当金支払い月を分散させる
株式によって配当金が支払われる月(支払い月)が違います。
いくら配当利回りが良い銘柄の株を保有していても、
6月に配当金が支払われる株ばかりでは他の月には配当金が貰えません。
そのため、各月ごとに支払い月となっている銘柄を見つけ、
それらを組み合わせて保有して毎月配当金を貰うということです。
配当金が月1万円あると生活が楽になる
月1万円の配当金が入るということは、
毎月もらっている給料に1万円が上乗せされているということと同じです。
つまり1万円分可処分所得が増えるので、
光熱費にあてるのもよし、スマホ代にあてるのもよし、
その分生活費が浮き、楽になりますよ。
毎月配当金が入る高配当ポートフォリオ(東証prime市場上場企業のみ)
毎月配当金が貰える銘柄で高配当株の組み合わせを表にまとめました。
安定性を確保するため、全銘柄東証プライム市場上場企業であり、
株価の変動が少なく、配当金の減配がほぼ無い(JTのみ1度あり)ものを選びました。
また、6銘柄に絞ったのは、年に2回配当金を出している銘柄に絞っているからです。
その中で配当利回りの高い企業を選んでいます。
さらになるべく優待があることも考慮しています。
※株価は2022年5月27日のものを載せています。
株価は毎日変動があるため、最新の株価はご自身でお調べください。
月 | 銘柄 | 配当金 (1株当たり) | 株価 | 配当利回り | 優待 |
1月 | ファースト住建 | 22円 | 1111円 | 3.87% | 〇 |
2月 | サムティ | 51円 | 2002円 | 4.49% | 〇 |
3月 | JT | 75円 | 2331円 | 6.43% | △ |
4月 | 積水ハウス | 47円 | 2282.5円 | 3.94% | 〇 |
5月 | 4℃ホールディングス | 41.5円 | 1709円 | 4.85% | 〇 |
6月 | 三井住友FG | 105円 | 3960円 | 5.30% | × |
7月 | ファースト住建 | 21円 | 1111円 | 3.87% | 〇 |
8月 | サムティ | 39円 | 2002円 | 4.49% | 〇 |
9月 | JT | 75円 | 2331円 | 6.43% | △ |
10月 | 積水ハウス | 43円 | 2282.5円 | 3.94% | 〇 |
11月 | 4℃ホールディングス | 41.5円 | 1709円 | 4.85% | 〇 |
12月 | 三井住友FG | 105円 | 3960円 | 5.30% | × |
次に各銘柄の特徴やおすすめの理由を個別に説明します。
ファースト住建 1月、7月
ファースト住建は不動産の売買を行っている企業です。
株価 | 配当金 | 配当利回り | 権利確定月 | 支払い月 | 配当性向 | 優待 |
1111円 | 43円(21円、22円) | 3.87% | 4,10月 | 7,1月 | 26.1% | 有 |
ファースト住建の特徴として、
そもそも4月10月権利の銘柄が少ない中で、配当利回り3%後半の高配当銘柄であること。
また、優待として200株まではクオカード、300株以上は優待の品が貰えることがおすすめの理由です。
配当性向も26%と少ないので、会社としての余力を残しているので、
増配の期待や会社の存続も望めると思います。
配当や優待についてはブログでも取り上げています。
サムティ 2月、8月
サムティは不動産の管理運用、賃貸を行っている会社となっています。
株価 | 配当金 | 配当利回り | 権利確定月 | 支払い月 | 配当性向 | 優待 |
2002円 | 90円(39円、51円) | 4.49% | 5,11月 | 2,8月 | 31.4% | 有 |
サムティの特徴として、
数少ない5月11月権利の銘柄であること、配当性向が31%と低いこと、
そして2017年から2021年まで連続して増配をしていることが挙げられます。
2022年は配当金の増減は無かったのですが、配当性向の低さから今後も増配が期待でき、
長く続く企業になる予想ができます。
優待もあり、200株以上でホテルの無料宿泊券が貰えるうえ、
議決権行使をすると隠れ優待としてクオカードが貰えます。
配当金以外にも嬉しいものがあるのでとてもおすすめです。
配当優待についてはこのブログでも取り上げています。
JT(日本たばこ産業) 3月、9月
JT(日本たばこ産業)は、国内外にたばこや医薬品、食料品を製造販売している企業です。
株価 | 配当金 | 配当利回り | 権利確定月 | 支払い月 | 配当性向 | 優待 |
2331円 | 150円(75円、75円) | 6.43% | 6,12月 | 3,9月 | 73.4% | 有(廃止予定) |
JTの特徴はなんといっても配当利回りの高さです。
日本株全体の平均配当利回りが1.9%で東証プライムのみでも平均が2%なのに対し、
6%超えの配当利回りは破格といえます。
たばこという健康問題が課題で規制が強くなっている分野の企業ですが、
配当性向が高いものの、配当金は2017年から2020年まで増配し続けていました。
(2021年に減配したものの2022年は再び増配)
優待もあるのですが、今年を最後に廃止されます。
その分配当金で株主還元を行うとのことなので、今後に期待します。
このブログでも配当金について記事にしています。
積水ハウス 4月、10月
積水ハウスはCMでもおなじみの戸建ての建設や不動産の賃貸管理運営などを行っている企業です。
株価 | 配当金 | 配当利回り | 権利確定月 | 支払い月 | 配当性向 | 優待 |
2282.5円 | 90円(47円、43円) | 3.94% | 7月、1月 | 10月、4月 | 39.6% | 有 |
積水ハウスは不動産ハウスメーカー企業でトップの売上高をあげる企業です。
配当利回りは今回挙げた銘柄の中では比較的低い3%後半ですが、
増配を定期的に行っており、2018年から5年連続で増配が行われています。
そのため、保有し続けていれば配当利回りはどんどん上がっていきます。
CMでもおなじみの企業なので認知度が高く、時価総額も1兆5千億円以上するので
潰れることは無いでしょう。
配当性向も約40%のため、まだまだ増配の力はあります。
優待はあるのですが、「1000株以上保有で新米5キロ」が貰えます。
1000株保有はなかなか難しいので、コツコツ買い増しして狙えればいいという感じですね。
配当金についての記事はこちら↓
4℃ホールディングス 5月、11月
4℃(ヨンドシー)ホールディングスはジュエリーやアパレル事業を行っている企業です。
株価 | 配当金 | 配当利回り | 権利確定月 | 支払い月 | 配当性向 | 優待 |
1709円 | 83円(41.5円、41.5円) | 4.85% | 2月、8月 | 5月、11月 | 119.3% | 有 |
4℃(ヨンドシー)ホールディングスは配当基準月が2月、8月の珍しい銘柄になっています。
株価が2000円以下で配当金が83円とサムティに似ている銘柄になっています。
違いとしては配当性向が高く、119%となっており100%を超えているため、
利益の全てと企業のプール資金で配当を賄っている状態です。
そのため、他の銘柄に比べ減配の可能性が高くなっています。
良い面でいえば、その配当性向の高さから株価が低い水準にあるため、
配当利回りが高くなっており、株価1600円代前半になると配当利回りが5%を越えます。
ヨンドシーといえばジュエリーが有名ですが、コロナ禍のため現在はアパレル事業の方が好調なようです。
株主優待もあり、100株以上でクオカードがアクセサリー、もしくは株主優待券となっています。
配当金についての記事はこちら↓
三井住友フィナンシャルグループ 6月、12月
三井住友フィナンシャルグループは、銀行業などの金融関係の事業を行っている企業です。
株価 | 配当金 | 配当利回り | 権利確定月 | 支払い月 | 配当性向 | 優待 |
3960円 | 210円(105円、105円) | 5.30% | 3月、9月 | 6月、12月 | 40.7% | 無 |
3月、9月権利の高配当株はとても多いのですが、
その中で一番おすすめなのは、三井住友フィナンシャルグループです。
株価は4000円前後と少し値が張りますが、配当利回りが5%を常に超えていますので、
その分配当をたくさん得ることができます。
累進配当を行っている銘柄であり、2018年から毎年増配をされています。
潰れる可能性の低い日本の3メガバンクの中で一番配当利回りが良いので、
コツコツ積み立てていくのに最適な銘柄になっています。
配当についての記事はこちら↓
毎月1万円の配当金を得るために必要な株式数と購入金額
上に紹介した銘柄で毎月1万円の配当金を得るにはいくら投資すればよいのでしょうか。
それぞれ何株購入し、いくら投資金額がかかるか計算をします。
どの銘柄も年に二回配当金を得られるので、
1銘柄につき2万円の配当金を得られるようになる株式数を計算しました。
(2か月2万円以上で1か月1万円となるので)
※配当金にかかる税金は今回計算に入れていませんので税込み月1万円と思ってください。
銘柄 | 配当支払い月 | 1株配当金 | 必要株数 | 計算式(株価×株数) | 購入費用 | 配当金額 |
ファースト住建 | 1月、7月 | 43円 | 466株 | 1111円×466株 | 517726円 | 20038円 |
サムティ | 2月、8月 | 90円 | 223株 | 2002円×223株 | 446446円 | 20070円 |
JT | 3月、9月 | 150円 | 134株 | 2331円×134株 | 312354円 | 20100円 |
積水ハウス | 4月、10月 | 90円 | 223株 | 2282.5円×223株 | 508998円 | 20070円 |
4℃HD | 5月、11月 | 83円 | 241株 | 1709円×241株 | 411869円 | 20003円 |
三井住友FG | 6月、12月 | 210円 | 96株 | 3960円×96株 | 380160円 | 20160円 |
合計 | 2577553円 | 120441円 |
ざっくりと計算し表にまとめました。
当たり前ですが、配当利回りの高いJTや三井住友フィナンシャルグループの株は
必要な株数が少なくて済むため、月一万にするために必要になる資金も少なく済みます。
2022年5月27日現在での株価と配当金額によりますと、
月1万円の配当金を得るために必要になる株式購入費用は2577553円となります。
年間の配当金額は120441円で約12万円です。
大体260万円投資すれば月1万円の配当金を得ることができますね。
イメージとしては、約260万円で月1万円(年間12万円)のお金が貰える機械を購入できる
といった感じになります。
これを基に例えば、
配当金を月3万円に増やしたいなら
260万円×3倍=780万円投資すればよいということです。
上記の銘柄は増配を過去にしているものもあるため、
今後も増配をされる可能性があります。
もし増配されれば、株数を増やさずとも受け取れる配当金額は上がります。
また株主優待がある銘柄もあるので、配当金以外の楽しみもあるのが良いですね。
株を購入する際に、一般的には100株ごとの単元ずつの購入になるので、
上記のJTの134株必要の中の34株は購入できません。
しかしSBIネオモバイル証券などの一部の証券会社では株を1株単位で購入できます。
SBIネオモバイル証券の登録方法や使い方はこちらの記事で↓
まとめ
毎月配当金が貰えるようにするための6銘柄を紹介しました。
今回紹介した銘柄はただ毎月配当金が貰えるだけでなく、
高配当かつ安定している企業であり、
増配の可能性があるものを選びました。
ネオモバイル証券などで1株から株式が買えるので、
この6銘柄をコツコツ買い増していって、
月1万円をさらに増やしていけば、
毎月の生活がとても楽になりますよ。
FIREも夢じゃない!
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