どんぐりむらのぼうしやさん(絵本)新しい場所で店を出す時の難しさに触れられます

絵本レビュー
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『どんぐりむらのぼうしやさん』

なかやみわ 作
学研 出版
おすすめ年齢:2~5歳児

■あらすじ■
どんぐりむらには帽子屋さんがありました。
のっぽの「ぽー」、ちいさな「ちい」、くるくるまきげの「くりん」の
三つのどんぐりが店をしていました。

ところが最近はみんな帽子を持っていて
帽子があまり売れません。

そこで街に出て違う場所で店を開くことにしました。
「行ってきまーす」と元気よく出発した三個のどんぐりを
村のみんなは心配そうに見送りました。

何日も歩いて「どんぐりまち」の公園に着きました。
さっそくお店を開きましたがお客さんがまったく来ません。

ぽーがお知らせのチラシを配りに行くとすずめに出会い、
すずめがお客さんを呼んできてくれましたが、
お客さんはどんぐりでなく、はとやカエルやトンボでした。

やっとお客さんが来ましたが、
「いいものがないね」と言って帽子はまったく売れませんでした。
「僕たちの帽子はなぜ売れないんだろう…」と思っていたら、
ねずみの親子がお客に来て…




■レビュー■
どんぐりむらシリーズの絵本の中の帽子屋さんのお話です。
村ではどんぐり達は自分の帽子を持っているので、
店の帽子は売れないので「とかい」に出て新規開店するという内容です。

しかし公園でのお客さんは動物や虫でした。
当然普通のドングリ帽子では売れないので、
絵具や毛糸、木の実や葉っぱなどいろいろな材料でデザインを変えてみると、
素敵な帽子になりたくさん売れました。

単純なものよりも、いろいろな装飾をされたおしゃれなものの方が魅力がある
ということを教えてくれます。

出てくるのがどんぐりや動物と子どもの好きなものばかりで
とっつきやすい絵本となっています。

お知らせのチラシをすずめに空から撒いてもらったり、
ねずみの親子の行動を見てデザインをいろいろにしたら
魅力的な帽子ができることを思いついたりと
動物達の助けで店がうまくいく流れも、
子どもにとって嬉しい展開で喜んでくれるでしょう。

故郷から外に旅に出て、困難を乗り越えて故郷に戻る
という冒険物の絵本のお手本の様にきれいに話ができています。

■読んだ子どもの姿■
最初の村で帽子が売れないのを見て、
「かわいそうだね」「なんで売れないのかな」と
どんぐり達の立場を心配していますが、

動物達がお客さんで来ると
いろいろな動物の姿を見て喜んでくれます。

どんぐり達の作った「わくわくする帽子」を見て
「いろいろな帽子がある」「被りたい」などと言って
興味津々になることでしょう。

なかわみわさんの絵本らしく、
話が分かりやすく、終わりも良い絵本ですのでぜひ読んでみてください。

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