子どもを引き込む読み聞かせに必要な事 絵本読みを科学的に分析してみる

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絵本の探し方

私は絵本を子どもに読む事が大好きです。
現在保育園で保育士として働いていますが、
絵本を読む時間はとても充実しています。

10年以上も勤めているので、
どう読み聞かせれば子ども達が興味を持ってくれるのか、
子どもが絵本を楽しむことができるのかが分かってきました。

今回はその絵本読みについて科学的に分析し
具体的にどういった要因によって良い読み聞かせになるのかを考えてみました。

「絵本ソムリエ」と勝手に名乗っているので、
絵本読みについての記事を真剣に書いてみました。

絵本読みの力をつけたいと思っている方は一読してみてださい。

「絵本読み」が上手 とは

そもそも、どういった人が絵本読みが上手な人なのでしょうか。
すごく漠然としていますが、
ここをしっかりと定めないことには「良い絵本読み」にたどり着けません。

なのでまず、「良い絵本読み」について定義してみます

良い絵本読みとは

良い絵本読み、上手な絵本読みとはどういったものなのでしょうか。

絵本は、基本的に老若男女問わず楽しめるものですが、
一番影響の大きいのが子ども達だと思います。

例えば、子ども達に絵本を読んだとして、
その後の子ども達の気持ちが盛り上がったり、
知識が深まったり、今後の生活に期待を持てたり、
他の人と関わるきっかけになったりしたら素敵ですよね。

つまり、

『絵本を読んだ後の子どもに良い影響を与えることができる絵本読み』

が良い絵本読みと定義できるのではないでしょうか。
ここでは上記を良い絵本読みとして話を進めたいと思います。



絵本読みが上手くいく2つの要因

次に絵本読みが上手くいく時の2つの要因について説明します。

その要因とは、
①読み手の技術
②絵本の内容
です。

①読み手の技術

1つ目の要因は「読み手の技術」です。

言わずもがな、絵本の読み聞かせは、
聞く子ども(聞き手)と読む大人(読み手)がいて成り立ちます。

読み手が場慣れしており、抑揚や登場人物により台詞の言い方を変えるなど、
技術が高ければ、聞き手である子どもが喜び、興味を持つと思います。

逆に読み手があまり絵本読みに慣れていなかったり、
面倒に感じながら読み聞かせていると、
子どもも絵本にのめり込め無かったり、良い影響を与えることはできないでしょう。

そのため、読み手の技術が高まると「良い絵本読み」に繋がるといえます。

②絵本の内容

二つ目の要因は「絵本の内容」です。

いくら読み手に技術があっても、
絵本の内容がつまらないと子どもは興味を持てません。
絵本読みは「絵本」が無いとできないからです。

「絵本の内容がつまらない」
と絵本作家さんに怒られそうな表現をしてしまいましたが、
この意味は二つあります。

絵本の内容が聞き手の年齢に合っていない

聞き手である子ども、とひとえにいっても
1歳から小学6年生まで幅広い年齢がいます。

小学生に読み聞かせる時に「だるまさんが」を選んでしまったり、
1歳児に「エルマーのぼうけん」を選んでしまっては、
せっかく良い絵本でも子どもは聞いてくれないでしょう。

対象の子どもに合った内容の絵本が必要になります。

単純に絵本の内容が…

最初に謝っておきます。気分悪くされた絵本作家さんごめんなさい><

絵本は本当に様々なものがあり、数万冊あるといわれています。
1年間でもたくさんの数の絵本が新しく出版されています。
(すみません、正確なデータを探しています。)

それだけの絵本があれば、
絵本の内容が単純につまらなかったり、
内容のレベルが低いものがあります。
(あくまで主観ですが…)

その様な絵本は子どもに読んでみても、
反応がいまいちだったり、得るものがなかったりします。

そのため、絵本読みをする前に
読み手が絵本の内容をしっかり確認し、
内容の良いものを選ぶ必要があります。

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絵本読みが上手にできるようになるには

良い絵本読みに必要な2要素を踏まえて、
絵本読みが上手くいくためにはどうしたらいいか考えてみましょう。


上の図は良い絵本読みを表したものです。
青と黄色の丸の中の要素があれば
良い絵本読みになるということなのですが、

図に緑の部分があるのが分かります。
ここは2要素が重なっている部分です。

つまり、「読み手の技術が高く、絵本の内容も良い」時に
聞き手の子どもに最高の良い影響を与えると言えます。

当たり前の話になってしまいますが、
ただでさえ面白いと言われている絵本があったとして、
その絵本を読み聞かせがとても上手な大人が読むとどうなるか。

きっと良い絵本の時間になりますよね。



2つのアプローチで良い絵本読みができる

良い絵本読みをするためには、

  • 絵本の読み聞かせの技術を磨き、向上させる
  • 内容の良い絵本を探す、選定する

という二つの方法(アプローチ)があることが分かります。

何度も絵本読みを行い、試行錯誤したり、
本屋で絵本を読んで探したり、知人におすすめを聞いたりすることで
良い絵本読みができるようになるでしょう。

まとめ

なんだか堅苦しい文章になってしまいましたが、
結論は「良い絵本を見つけて絵本読みが上手になる」ということです。

きっと絵本読みをしたことがある方なら感覚的に分かっていることでしょう。
今回はそれを具体的に文章や考察をして科学的に考えてみました。

上手く説明できているか分かりませんが、
私自身は記事を書きながら、腑に落ちていきました。
(自分で納得しただけかよ(笑))

もし絵本読みが上手になりたければ、
2つの要素を意識してみてはいかがでしょうか

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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