女性が妊娠すると市町村から『母子健康手帳』が発行されます。
赤ちゃんの状態や母体の健康などを記録する大切なツールです。
でも母親には母子手帳があるのに、父親には父子手帳はないの?
と思いませんでしたか。
『父子手帳』はあるんです。
今回は父子手帳とはどんなものなのか、
どこで発行しているのか、などを記したいと思います。
父子手帳
父子手帳とは
父子手帳は母子健康手帳と違い、
必ず発行しなければいけないと規定されておらず、
いくつかの自治体が自主的に発行を行っています。
そのため、住んでいる地域によれば、
父子手帳を発行していない場所もあるなど、
まだまだメジャーな存在ではありません。
父子手帳の目的
父子手帳の目的は、「男性の育児参加推進」です。
2009年に育児・介護休業法が改正されました。
「パパ・ママ育休プラス」制度の導入等をはじめとする
新制度が2010年6月30日に施行され
男性が育児休業を取得しやすい環境づくりへ進みました。
その中で「イクメンプロジェクト」という育児をする男性を増やす施策の
一環として、父子手帳を発行する自治体が出てきました。
父子手帳を利用することにより、
子どもへの興味関心を促し、育児への参加に繋げていこうというわけです。
父子手帳はどこでもらえるのか?
市町村などの自治体が発行している
父子手帳は市町村などの自治体が独自に発行しております。
どの市町村にどんな父子手帳があるのかは、
「イクメンプロジェクト」のHPに載っています。
また、全国版として『さんきゅうパパ準備BOOK』が内閣府から発行されています。
内閣府のHPでダウンロードできる他、
私しょうへーは妻が健診に行っている病院の初回健診後にもらえました。
こちらは男性の出産休暇(産休)取得率を高めるために、
現在の産休取得率や産休を取ったパパの体験談などが載っています。
私立病院で発行している
しょうへーの妻が健診を受けている済生会病院でも、
オリジナルの父子手帳を発行していました。
値段は500円なので購入しました。
お父さん向けの手帳なので、
妊娠中に妻が何をしてほしいか、
赤ちゃんは何か月だとどういう状態で、
どれくらいの大きさかなどが載っており、
教科書の様な内容になっています。
出産に当たっての準備や
実際の出産入院ではどういった動きになるのかを
写真付きで記載されていて分かりやすいです。
自分の身体の中に赤ちゃんがいない男性にとって、
妊娠がどういうものか、胎児がどう育っているかを知りにくいため、
こういった手帳はきっかけとして良いですね。
手帳なので、
いろいろな内容を記入するページがいくつかあります。
今の自分の気持ちをまとめるのにも使えますし、
出産後に、妊娠中はどんな思いだったのかを振り返ることもできますね。
まとめ
父子手帳について紹介しました。
父子手帳は男性の育児参加促進を目的とし、
各自治体や病院が発行しています。
妊娠した妻を持つ方は興味が出たら、
住んでいる自治体が発行していないか確認してみてください。
まだまだマイナーな存在ですので、
ぜひ活用してみてください。
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