ピアノを保育で役立つレベルまで上達させる方法

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保育情報

保育士をされている方にとってピアノが弾けるようになることは、
ほぼ必須
といえます。

私しょうへーは保育士経験が10年以上ですが、
ピアノがとても苦手です。

元々保育系の学校を出ておらず国家試験で保育士資格を取得したため、
ピアノに触れだしたのが20代という大人になってから。
しかも保育士試験の実技で「ピアノの弾き唄い」の科目があるので、
そこからレッスンに通い始めたので、未だに上手とは言えません。

そんな私ですが、社会福祉法人の認可保育園で担任を持ち、
毎日の歌の時間にピアノを弾いたり、発表会で子ども達の歌、合奏、劇などのピアノも
弾けるようになっています。

今回は、
■ピアノが苦手な保育士がどうやって保育に活かせるレベルまで
 ピアノが弾けるようになるかの方法をお伝えします。

※なお、今回の内容はピアノ初心者やピアノが苦手な方への上達方法になっています
 そのため上手な方の参考にはならないと思いますのでご了承ください。

ピアノが弾けるようになるまでの道筋

保育に活かせるレベルのピアノがどれくらいなのかを定義しておきます。

ここでは、
多少の失敗はあるものの1曲を弾けるようになる
状態を保育に活かせるレベルと定義します。

そのレベルを目指してピアノを練習していきます。
では具体的な道筋に沿って上達方法を説明します。

弾けるようになりたい曲を決める

まずは何の曲が弾けるようになりたいのかを決めます

園で今後唄うであろう曲から選んでもいいですし、
主任などの上司から課題として曲を出されているならその曲でも大丈夫です。

弾きたい曲が決まらないと練習には移れません。
まずは1曲か2曲にターゲットを絞ってみましょう。

ピアノが上手な人にその曲を弾いてもらい音程、メロディを聞く

曲が決まれば、次は曲のメロディや音程について知る必要があります

苦手な方は楽譜が読めないことが多いので、
ここは上手な人の演奏を聞いて音程やメロディを頭に入れましょう。

しょうへーは楽譜の音階は読めるのですが、
音符の長さやメロディが楽譜を見ただけでは分からないので、
ピアノの先生に弾いてもらって曲調を知ること
から始めます。

これを知らずに練習を始めると、
「ドレミファ」という楽譜だった時に、
「ドーレミファ」のか「ド・レ・ミ・ファ」なのか分からず、
本来の曲調と違ったメロディになってしまうからです。

曲を弾く時の指番号を決め、楽譜に書く

曲調が分かれば次にすることは、
曲を実際に弾いてみた時に、指が動かしやすい指番号を考えることです。

予めどの指で弾くのかを決めておくことで、
練習でも反復練習にすぐ入ることができ、弾き方を覚えることができます。

その際は、右手だけでゆっくり1音ずつ弾いていき、どの指で弾くとスムーズかを確かめ、
忘れないように楽譜に記入しておきます

右手ができれば左手の指番号を同じように決めます。

そうしてできた楽譜が練習で使うことになる楽譜になります。

指番号決めを自分でするのが難しい方は、
ピアノの先生やピアノの上手な同僚に
指番号を決めてもらう
のも良い方法でしょう。

上手な人はスムーズに弾くための指番号をすぐに見つけますので。

ゆっくりでよいので2小節ずつ、いきなり両手で弾いてみる

指番号が決まれば実際に練習に入っていきましょう。

練習するにあたり、片手で演奏してメロディに慣れる方法をとる方が多いですが、
しょうへー流は最初から両手で練習をします

ピアノを演奏するにあたり、右手がメロディで左手がベースの音になるのですが、
両方の音があっての曲になりますので、
難しくてもゆっくりでいいので両手で練習をします。

その場合、2小節ずつ練習することをおすすめします。

1小節ですと細切れすぎて流れがつかめないので、
2小節なら小節ごとの繋がりもあり、苦手な方でも根気よく練習できます。

もしいけるなら4小節ごとや曲の半分ずつでも大丈夫です。

今日はこの小節を重点的にと決めるが、最初と最後には1曲まるまる弾いてみる

2小節ごとに練習をしていき、ある程度弾けるようになったら次の2小節
というように進めていけば大丈夫ですが、

練習の中で1度は曲を最初から最後まで弾いてみます。

曲全体の流れを確認するのと、1曲の演奏に慣れるためにも
まるまる1曲を弾くのは大事なことです。

その場合めっちゃゆっくりでも、間違いまくってもかまいません。
あくまでも1曲を通して弾く事に慣れるのが目的です。

なので理想の練習の流れとしては、
・まず最初に1曲をまるまる弾く。
・重点的に2小節ずつ練習
・最後に1曲まるまる弾く

といった感じでいいです。

1回の練習の中に細部と全体のどちらともの練習を入れることが大切です。

少ない時間、少ない回数でもいいので毎日練習する

ピアノの練習の基本は反復練習です。

反復練習によって「ミスが減る」「指が曲を覚える」という効果があり
段々と曲が弾けるようになってきます。

当然、練習の期間が空いてしまうと、
逆に指が曲を忘れていまい、そのためにミスも増えます。

なので少ない回数、少ない時間だけでもいいので、
毎日ピアノを練習するようにしましょう

本当に2分だけ練習するだけでも大丈夫です。
1回だけ弾いてみるだけでも大丈夫です。

毎日触れることで少しずつですが、
弾く事になれてきます。

ここまでのやり方で練習をすればいつか1曲が弾けるようになっていると思います。

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苦手な人が保育でピアノを活かすための考え方

ピアノが苦手な人に苦手意識を持たないよう、
気持ちが楽になる方法を記します。

完全でなくても曲が大体弾けるようになったら保育で使う

1曲をミスなく完璧に弾けるようになるには大変な時間と労力がかかります。

そのため、ある程度曲が弾けるようになったら保育で使ってみるといいでしょう。
なぜなら、保育の中で弾く事によりそれ自体が曲の練習になるからです。

歌の時間にまだ完璧でない曲を弾くことに抵抗のある方もいるかもしれませんが、
発表会本番、参観本番でなければ保育士もピアノを失敗してもいいと思います。

それよりも数を弾く事、人前で弾く経験をすることの方が大切であり、
保育でのピアノ演奏をすることでさらに上達することができるからです。

保育でのピアノ演奏でおすすめなのが「イス取りゲーム」です。

練習中の曲をイス取りゲームのBGMで演奏すれば、
子どもの前での練習にもなり、最後の一人になるまで何度も弾くことができます。

極めつけは、ミスしたらBGMが止まった扱いにできることです。
練習中の曲なので失敗したり止まったら、そこで椅子に座る場面扱いにすれば
誰も困りません(笑)

弾くのが難しいなら同じ曲でも違う楽譜を探す

弾けるようになりたい曲があっても楽譜が難しすぎて弾けないなら
思い切って簡単な楽譜に変えるのも有りです。

大切なのは弾きたい曲が保育で弾けるようになることなので、
楽譜が変わっても曲が同じなら大丈夫です。

園歌など、どうしても「この曲はこの楽譜」と決められてない限り、
自分の弾けるレベルの楽譜を使用すればいいと思います。

まとめ

保育士にとってピアノが弾けるようになることはかなり重要です。

小さい時にピアノを習っていない方にとって、
ピアノの練習方法は分からないと思いますが、

一つ一つ曲をゆっくり理解して、少しずつ練習していけば
必ず力になります。

苦手な方もやり方次第、努力次第で曲が弾けるようになるので、
そのための助けになればと思います。

苦手でも諦めずに頑張ってください!
私の様に苦手でも10年以上保育士をしていて、
今でも保育でピアノを弾いている人間もいますよ(笑)

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