ぎんいろのボタン(絵本)空を飛べるマントという子ども達の憧れを疑似体験!

絵本レビュー
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『ぎんいろのボタン』

左近蘭子 作
末崎茂樹 絵
ひかりのくに 出版
おすすめ年齢:2~5歳児

■あらすじ■
動物達が過ごす保育園には園長先生の「くませんせい」がいました。

くませんせいは人気者でいつも動物達が周りに集まってきます。
「くませんせい、遊ぼうよ」と言うと「相撲をするか!」と遊んでくれたり、
一緒にお昼寝をしたりととても優しく接してくれます。

くませんせいの口癖は「がははは」という笑い声で、
動物達はせんせいの笑い声を聞くと楽しくなっていました。

そのくませんせいには一つ大事な宝物があって、
くませんせいのお母さんが子どもの頃のくませんせいに作ってくれた、
洋服についていた”ぎんいろのボタン”でした。

それは不思議なボタンで、マントに付けるとピカッと光って、
なんと『空飛ぶマント』に早変わりするのです。

くませんせいはそのマントで夜な夜なお空のお散歩を楽しんでいました。

でも、ある時一人で空のお散歩を楽しむのじゃなく、
保育園の動物達と一緒に出来たらいいなと思って…




■レビュー■
優しくて子ども達にたくさん接するくまの園長先生の宝物のお話です。

くませんせいは優しいだけでなく、
身体を大きくて力持ちなので、相撲などの身体ごとぶつかる遊びをしたり、
大きな木の下でみんなでお昼寝したりと、
子ども達にとってとても魅力的な先生なのだと思います。

いつの時も子どもは身体を動かすことが大好きですので、
ある意味、
実際の保育園にいる男性保育士の様な魅力がくませんせいにあるのでしょう。

口癖は「がはははは」という笑い声。
その声を聞くと、周りの雰囲気も明るくなるくらい、
気持ちの良い性格をしています。

また、アンパンマンにも出てくるように、
「空飛ぶマント」はみんなの憧れです

空を自由に飛んで、上から町や自然を見下ろしてみるなんて素敵ですよね。
くませんせいの、子ども達にその体験をさせてあげたいという気持ちが
とても優しくて思わず笑みが出てきます。

最後のページで落ち込んでいたくませんせいから
「がはははは」という笑い声が聞けたのも、
くませんせいの気持ちが戻ったことを表していて、
読後もすっきりしたものになっています。

■読んだ子どもの姿■
「くませんせいの宝物は何かな」と考えるページでは、
「ビー玉きれい!これかなぁ」などと、
マウンテンバイクやビー玉、バイオリンにも興味を持っている様子が見られます。

くませんせいが夜に空を飛んでいるところを見て、
羨ましそうにしたり、
大きなマントにボタンをつけたけど、
ちょびっとしか飛ばなかったのを見て残念がるなど、
絵本の展開に入り込んでみてくれます。

最後に空を飛ぶ様子を見てとても嬉しそうにしてくれるでしょう。

子ども達は空を飛ぶことを疑似体験できて満足。
大人も、子ども達のためにがんばるくませんせいが報われて満足と、
読み終わりが心地よくなる絵本ですのでぜひ

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ぎんいろのボタン [ 左近蘭子 ]

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