おばけのてんぷら(絵本)てんぷら好きのうさぎとおばけの不思議な話

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絵本レビュー

『おばけのてんぷら』

せなけいこ 作・絵
ポプラ社 出版
おすすめ年齢:1~5歳

■あらすじ■
うさぎのうさこは食べる事が大好きです。

ある時、木陰でねこちゃんがお弁当を食べているのを見て、
「私にもちょうだい」と言ってわけてもらいました。

お弁当の具はてんぷらでした。

とっても美味しかったので、
ねこちゃんにてんぷらの作り方の本を借りて
お家で作ることにしました。

材料を買って、具材を切って、
衣を用意して準備OK。

でも調理の途中に眼鏡をはずして、
間違って衣の中にポチャン。

そうと気づかずに天ぷらを揚げだしたうさぎちゃんでしたが…




■レビュー■
子ども達の大好きなおばけの登場する絵本です。
せなけいこさんの絵本は昔からあるため、
私も自分が保育園児の時に読んでもらったことがあります。

今でもたくさん読まれているので、
時代を越えて愛されていますね。

食いしん坊なうさぎが猫ちゃんのお弁当をつまみ食いしますが、
その後に美味しかったから自分で料理して作ろうとするのが良いですね。

天ぷらの材料や作り方が簡単にですが知ることができます。

そこにおばけが天ぷらの匂いにつられてやってくるのが可愛いですね。
おばけなので大きくなったり小さくなったり思いのままです。

うさぎもおばけも夢中になって食べている天ぷらを見て、
子ども達は「天ぷらってそんなに美味しいんだ」と
天ぷらが好きになることでしょう。

友達に会う→買い物をする→料理する→おばけが出る
と子ども達の好きな話が展開していくため、
とても興味を持ってくれるでしょう。

余談ですが、
おばけのてんぷらの絵本を買いなおそうとAmazonでポチッたら、
すっごい小さい絵本が届きました。

表紙も内容もまったく同じで手のひらサイズです。
間違って買ってしまいましたが、
400円で買えるので子どもを連れて外出する時に持ち出しやすいですね(笑)

■読んだ子どもの姿■
年齢の低い子ども達は、
おばけの存在に初めて触れますが、
それは絵本でのことが多いのではないでしょうか。

この絵本のおばけは食いしん坊で、
大きさを自在に変えることができ、
空を飛んでいます。

おばけってこういうものなのか
という概念を子ども達が持つことでしょう。

「べろべろばあ」という台詞も
何度も読むうちに一緒に言ってくれるようになります。

年齢が高い子は、天ぷらを知っていると、
「俺はえびの天ぷらが好き」
などと自分の好きな天ぷらについて教えてくれたりします。

最後にメガネの天ぷらをガリっと噛むところでは、
一緒になって笑う姿が見られます。

大人も一緒に楽しめ、
愉快なおばけについて触れることができる絵本ですのでぜひ

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