消防設備士甲種1類試験に合格する勉強法【実技満点合格】

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消防設備士

消防設備業界で働くために必要な資格に「消防設備士」資格があります。

その中でほとんどの物件に備わっている屋内消火栓設備、スプリンクラー設備について扱うことができる
消防設備士甲種1類」の資格の試験に合格するための勉強法を紹介します。

私しょうへーが未経験から消防設備士に転職したので、
実務経験の少ない中、高得点で甲1の試験に合格しましたので、
ぜひ勉強法を参考にしてください。
(しかも実技は満点)

この勉強法を真似していただければ、合格間違いなしです。

他の類の消防設備士試験に合格する勉強法はこちら↓

消防設備士甲種1類試験の勉強方法

試験に合格するための勉強法として、
・試験までの勉強期間の設定
・使用する参考書、問題集選び
・実際にどう勉強するのか(勉強内容)

が重要となります。

これらを事前に考えておくことで、スムーズに勉強を進めることができ、
集中して行うことができます。

順を追って詳しく説明していきます。

勉強期間、使用する参考書・問題集を決める

消防設備士試験は4択の設問が出る筆記試験と
写真などを見てその名称や使用方法などを記述して答える実技試験があります。

甲種の試験の場合、試験全体の問題数が乙種よりも増える他、
実技試験に製図といって
配管図を実際に書く問題もあります

筆記試験と実技試験は同じ試験日に行い、
筆記試験は各分野40%以上の正答率かつ、筆記全体で60%以上の正答率で合格。
実技試験はそれのみで60%以上の正答率で合格。

試験の合否は筆記と実技のどちらも合格して初めて合格となり、免状がもらえます。

そういった試験の仕組みを理解した上で試験勉強に臨むといいでしょう。

おすすめの参考書・問題集

最初に考えて欲しいのは、
参考書1冊、問題集1冊を選んで購入することです。

参考書だけや、問題集1冊だけはダメです。

参考書(テキスト)を読むことで知識をつけ、
問題集を解くことで実践に近い形で問題に慣れることをすることで
合格する力がつきます。

そのため、必ず参考書と問題集を1冊ずつ用意してください

本の選び方としては、
・実際に書店で手に取って読んでみる
・「直前マスター」「1週間で合格」など、短い期間で学べると謳っている本は避ける。
・Amazonや楽天のレビューを参考にする。

といった方法で選んでください。

私のおすすめの参考書は電気書院が出版している要点ガッチリ 消防設備士1類」です。

この参考書は消防設備士試験の参考書を全類分出版している電気書院のものになります。

単元ごとに暗記しやすいように重要事項が赤字で書いてあり、
赤シートが付属しているので空き時間に暗記ができます。

また単元ごとに「要点まとめ」や「演習問題」が少しずつありますので、
無理ない範囲で問題を解きながら内容を覚えられるようになっていますよ。

放水量や水源水量などの数値や設置基準が一つの表にまとめてあるため、
そのページをコピーして持ち歩けば、空き時間に暗記することもできます。

次に私のおすすめの問題集は公論出版の消防設備士第1類問題集上下巻」です。

こちらの問題集には消防設備士試験の過去問が載っており、
その設問に即した内容がコンパクトにまとめられています。

消防設備士試験は試験問題が解答用紙と一緒に回収されてしまうので、
試験問題を持ち帰れないため、問題のやり直しができません。

しかし、この問題集にある問題は全て過去問になっており
実際の試験でも同じ問題が出ますので、この問題集が楽々解けると本番でも解けるようになります。

1類の内容はボリュームがあるので、上下巻に分かれていますが、
両方を購入して問題を繰り返し解くことで自然と合格できる力がつきます。

私のおすすめの参考書と問題集を紹介しましたが、
他にもたくさんの参考書や問題集があるので、書店やネットで調べてみて
選んでもらって大丈夫です。

その際には問題集1冊、参考書1冊は用意することを忘れないでください

試験までの勉強期間

基本的に試験日が決まったら、その日から逆算して何か月(何週間)勉強するのかを考えます。

私の場合は、試験前2か月間で勉強すれば消防設備士試験は合格できると考えています。
理由としては、
1か月だと期間が短くてカツカツになるが3か月だと長すぎてダレるからです。

そして2か月の中で、
最初の1か月は参考書を読んで大まかに消防設備士甲種4類の範囲を知り、覚える。
最後の1か月でひたすら問題集を解く

という勉強の仕方をしました。

その結果、どんどん知識が増えて、問題も解けるようになっていきました。

私は一つのモデルケースですので、
ご自身に合った勉強期間を設定してください。
その際には、参考書読みの期間と問題集を解く期間の2つに分けることを忘れないで下さい。

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実際に私が行った勉強内容

ここからは実際に私が消防設備士甲1試験合格に向けて行った勉強方法の紹介になります。

最初の1か月で参考書を読み終える

最初の1か月は参考書を読みながら内容を覚えます。

どんな設備があり、どういった基準や点検方法があるのかなど、
ざっくりとで良いので少しずつ頭に入れていきます。

その際にノートに自分なりに参考書にある内容をまとめたり、
暗記したい部分を書き写す
などをすると覚えやすいです。

分からなくても、とりあえずどんどん読み進めていきましょう。
1か月経つまでに参考書の最初から最後まで読み進めましょう

アドバイスとして、参考書のどの章から読み初めても大丈夫です
読みやすい章から進めることで、
段々と知識が増えて繋がってとっかかりやすくなるので、
自分が興味がある章から始めましょう。

残り1か月でひたすら問題集を解く!

おすすめの問題集で挙げた公論出版の問題集は、
全て過去問が収録されているため、
この本の問題がすぐに解けるようになれば本番でも余裕で解答できます。

1週目は問題の解答の解説を読んだ時にマーカーで大事な部分に印をつけておき
空いた時間に間違った問題をもう一度解いたり、マーカーを引いた部分を読むと、
分かる問題はそのまま分かるし、間違った問題も解けるようになります。

すると2週目には大体の問題の正解が分かるため、
2週目でも間違った問題をもう一度解説を交えて解いて覚えることで
分からない問題が減っていきます。

製図問題は問題集をコピーして実践形式で解こう

消防設備士甲種の実技試験特有の製図問題ですが、
問題用紙に記入する形式のため、
問題集を開きながらノートに書きこむには問題部分を書きこむ必要があるので手間がかかります。

そのため、問題集の製図問題のページをコピーして使用すれば、
実際の試験問題用紙と同じ様に使え、
何度もコピーすれば繰り返し練習ができます。

コピーするという手間はあるものの、
原本さえ作ってしまえば、何度でも使用できます。

問題用紙に直接書くことのメリットとして、
・試験本番と同じ形式で問題を解ける。
・計算などを欄外に書くことができる。
・問題集の解答解説ページを開きながら答え合わせができる。

ということがあり、良い事だらけなので是非やってみてください。

紙に自分なりの要点をまとめて書く(まとめプリントの作成)

試験勉強をする中でとても効果的だったのが、
紙に自分なりに要点をまとめる方法です。

画像は1類の範囲に出てくる「流水検知装置の構造」について
参考書や問題集を見ながら自分なりにルーズリーフにまとめたものです。

この紙を作るために参考書を読み、字を書くので内容を自然と覚えることができます。

作ったまとめ紙は、
・トイレやリビングに貼っておき、勉強以外の時間に目を通して覚える機会を作る。
・試験当日に最終確認勉強の紙として持っていく。

と有効に活用することができます。

私はこのまとめ紙を15枚ほど作りました。
そのため、まとめを作った範囲は内容がよく暗記できていましたよ。

実技試験の製図問題の対策

1類試験の甲種では実技試験に配管の位置や装置の内容、
水源水量などを計算する製図の問題が出題されます。

製図問題を確実に解くためには、
各設備の配管図が頭に入っていることが必要
になります。

・配管はどの設備と繋がって、どの位置に取り付けられているのか
・弁はどの場所についているか?止水弁と逆止弁の順番は?
といったことを覚えていると製図問題は確実に解けます。

そのためには、何も書いていない紙に自分で配管図を書きこむ練習をするのが一番です。

この様に1から配管図を書く事を繰り返していくうちに、
設備について覚えてきます。

最初は間違ってもいいですし、参考書の正しい配管図を見ながら写しても大丈夫です。
何回もやっていると、少しずつ配管と設備の位置関係が繋がってきて、
最終的には自分の力で全て書くことができます

そうなれば製図問題は怖くありません。

実際の問題で止水弁や末端試験弁の場所を問う問題がありますが、
配管図が頭に入っていれば確実に解けます。

消防設備士として働いている方なら、
この練習をしていると実際の屋内消火栓設備・スプリンクラー設備の点検の時に
どこを触ればいいのかが分かります。

実務にも活かせるのでとてもおすすめの勉強方法です。

実技試験の鑑別問題は隙間時間に暗記カードと公論問題集をやろう

実技試験では写真を見て器具の名称を問う問題などの鑑別問題があります。

普段社会人として働きながら消防設備士試験を受ける方にとって
まとまった勉強時間が取れないかもしれません。

その場合は、休憩時間や寝る前などの隙間時間を活用しましょう。

私は問題集をコピーして切り取り、オリジナルの暗記カードを作りました

これを通勤の電車内やトイレ休憩時に見て確認して配管器具などを暗記しました。

また、公論出版の実技試験鑑別問題のページだけを読むことで
自然と写真と名称が一致するようになりましたよ。

実技試験の部分は公論出版の下巻の方に載っています
鑑別問題のページは少ない上に、めんどくさいなら「この時間は1問だけ」と
少なくても大丈夫です。

問題をこなすことで暗記できますので、
1問ずつやったとしても、
通勤電車往復で2問×1か月出勤20日=40問こなすことができます

隙間時間の力は大きいですね!

そういった隙間時間に細かい勉強を入れることで、
スムーズに知識を増やすことができました。

まとめ

消防設備士甲種1類の試験に合格するための勉強方法について紹介しました。

勉強方法として、
参考書1冊、問題集1冊を選ぶ
・勉強期間を設定する(参考書期間、問題集期間に分ける)

そして実際の勉強では、
・最初の1か月で参考書を1冊読み終える。
・残り1か月で問題集を解くことを2週は行う。

・製図は問題集のページをコピーして解く。
・各分野のまとめ紙を自分で作成する。

・白紙に1から配管図を書く練習をする。
・隙間時間に暗記をする(まとめ紙、暗記カード、実技試験の写真ページ)

この勉強法を行えば消防設備士試験にも必ず合格できると思います。

ぜひぜひ消防設備士甲1資格取得頑張ってください!

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