企業の株式を保有し株主になると、
配当金を出している企業からは毎年決まった時期に配当記が受け取れます。
その配当金の受け取り方法には4種類ありますが、
私しょうへーは株式投資を初めて2年しか経っていないため、
その方法を詳しく知りませんでした。
今回は株の配当金の受け取り方法についてと、
受け取り方法の変更方法について記したいと思います。
初心者の方にも参考になればと思います。
株の配当金の受け取り方法4種
4つの受け取り方法をまとめると下の表の様になります。
株式数比例配分方式 | 保管振替機構(ほふり)の株主情報を利用して証券口座で受領する方法 |
登録配当金受領口座方式 | すべての配当金を一つの金融機関の口座で受領する方法 |
配当金受領証方式 | 配当金領収証等との引換えによる郵便局等の窓口で受領する方法 |
個別銘柄指定方式 | 発行会社に対し振替株式等の銘柄ごとに口座振込指定をし、 指定した金融機関で受領する方法。 |
株式数比例配分方式
株式数比例分配方式は、
保管振替機構(ほふり)の株主情報を利用して証券口座で受領する方法となります。
簡単に説明すると、
株式を購入するにはSBI証券や楽天証券などの
特定の証券会社に口座を開いて、証券会社を利用して株の売買を行います。
株式数比例分配方式は、株を購入保有している証券会社の口座に
配当金が入金される方法となります。
具体的には、
A証券でイオンの株式を100株購入して保有している場合、
5月と11月(配当金支払い月)にイオンからの配当金はA証券の口座に入金される。
といったかたちになります。
例えば、
A証券でイオン株100株
B証券でイオン株200株
を保有している場合ですと、
配当金はA証券口座に100株分の配当金が、
B証券には200株分の配当金が入金されます。
保有している証券会社ごとに配当金も分けたい時に利用するといいでしょう。
登録配当金受領口座方式
登録配当金受領口座方式は、
すべての配当金を一つの金融機関の口座で受領する方法となります。
簡単に説明しますと、
いろいろな証券会社で保有している株式の配当金全てを、
こちらが指定した三菱UFJ銀行や三井住友銀行などの
自分の銀行口座にまとめて入金してもらう方法です。
具体的には、
A証券にイオン株100株
B証券にイオン株200株
C証券にJT株100株
を保有している場合、
その配当金は自分の指定した一つの銀行口座にまとめて入金されます。
(イオン株300株分とJT株100株分すべて)
この様に指定した金融機関に直接配当金が振り込まれます。
支払い日の午前中に確実に振り込まれるため便利です。
配当金を生活資金や貯金に回したい人におすすめの方法となっています。
配当金受領証方式
配当金受領証方式とは、
配当金領収証等との引換えによる郵便局等の窓口で受領する方法です。
簡単に説明しますと、
複数の証券会社で複数の企業の株式を所有していても、
自宅に「配当金受領証」が届き、
それを郵便局に持っていくことで配当金と交換してもらう方法です。
例えば、
A証券にイオン株100株
B証券にイオン株200株
C証券にJT株100株
を保有している場合、
5月と11月にイオン株300株分の配当金受領証が、
3月と9月にJT株100株分の配当金受領証が自宅に送られてきます。
その受領証を自身で郵便局に持っていって、配当金と交換してもらいます。
ほとんどの証券会社ではデフォルトの配当金受け取りは、
「配当金受領証方式」に設定されています。
この様な配当金領収書が自宅に届きます。
郵便局の窓口で配当金をもらうと、資産家気分を味わうことができますが、
窓口が開いている時間しか対応してもらえないこと、
自分でわざわざ郵便局に出向く手間を考えると面倒くさいですね。
個別銘柄指定方式
個別銘柄指定方式は、
発行会社に対し振替株式等の銘柄ごとに口座振込指定をし、
指定した金融機関で受領する方法です。
簡単に説明しますと、
証券会社ごとに保有している各銘柄ごとに、
この銘柄の配当金はこの口座で受け取り、こっちはあの口座と
個別に指定して受け取る方式です。
この株の配当金は高額だから生活口座に入れよう、
こっちは少額だから証券会社の口座に入れよう、
といった時に使います。
しかし、銘柄別に個別に手続きをしないといけないため、
とても手間がかかります。
まとめ
株式の配当金の受け取り方法について詳しく説明しました。
自分の投資スタイルや配当金の利用目的に応じて、
受け取り方法を変えてみてはどうでしょうか。
注意点として、
初期設定では「配当金受領証方式」となっている証券会社が多いので、
口座を開設した時に違う方式にしたい時には、
必ず早めに変更手続きをしておきましょう。
変更手続き方法はまた後日記事にしたいと思います。
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