くろくんとふしぎなともだち(絵本)粘土の自在性といろいろな絵を描く楽しさを知れます

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絵本レビュー


『くろくんとふしぎなともだち 』

なかやみわ 著
童心社 出版
おすすめ年齢:2~5歳児

■あらすじ■
クレヨンのくろくんがある日散歩に出かけると、
大きなバスがいました。

くろくんは走ってみてとお願いしましたが、
バスは道路がないと走れないよと言ったので、
くろくんは道路を描きました。

バスは勢いよく走ってくれてとても楽しかったくろくん。
次の日に同じところへ行くと、
今度は大きな船がいました。

同じように動くところが見たくてお願いしてみると…




■レビュー■
おなじみくれよんのくろくんシリーズの第二弾。

今回は粘土のお友達が出てきますが、
最初読んでみると、バスも船も新幹線も何者なのかが分からないので、
とてもわくわくします。

いろいろなものになれる粘土くん。
この絵本を読んだ子ども達はきっと、
「粘土っていろいろなものが作れるんだなぁ」と粘土の多様性や自在性を再確認することでしょう。

また、壊れてしまっても作り直すことができることも自然と頭に入ります。

他にもバスには停留所、船には港、電車には駅と、
乗り物が停まるところはそれぞれ違うということを知るきっかけにもなります。

くろくんシリーズの絵本は子どもにとって学習的要素が自然と身につくので、
とてもおすすめです。

■読んだ子どもの姿■
三種類の乗り物が登場するたびに驚いて、
くろくんと同じように「かっこいいな」「乗りたい」
などと反応を見せてくれます。

年長児になると、
「粘土だから壊れても大丈夫なのか」などと言ったり、
別の粘土遊びの時間に船やトロッコ列車の形を覚えていて、
上手に作ったりして、子どもの記憶力に驚かされますよ。

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粘土遊びをする前の導入に最適な絵本です。

ぜひ読んでみてください。

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